OSHIIRE BOX

地方在住。育児・推し・ドラマ・日々の生活の備忘録。

クラッシャー女中。

 

自宅から会場まで車で約2時間。

19時開演で2時間半予定だから終われば21時半。

そこから運転して帰ると日付変わる頃か…と思ったけれど、

山陰で中村倫也氏出演の舞台を観られることが今後あるのか?と思い、行くことに。

 

SMAPも解散したし、RAGFAIRおっくんは政治家なるって言うし、AAAの人捕まるし…

いつ何時好きな俳優さんやアーティストが観られなくなるかわからないから観られるうちに観ようと思う。

 

いつまでも観れると思うな推しの作品。

 

 

 

 

 

さて、クラッシャー女中。

感想をまるっとまとめてみると「おもしろかった」。

正直いうとまだ頭の整理ができていなくて、ゆみ子がしてきたことを繋げられないんだけど、タイトル通りクラッシュしていく女中だった。

 

TLにも何人かもう観劇してる方もいて感想ブログ等流れてきたけど、読まずに向かった。

読んでしまうと先入観になって、ほかの人の感想をあたかも自分の感想のようにしてしまいそうだったから。

 

出来るだけ真っ白な頭に入れたくて、作品の詳細も読まず。

 

 

義則

私の中でお金持ちの子供あるあるな気がした。

周りの機嫌を伺い、親に対してはうまくやろうとする反面自分より立場が下とおもう人に対してはきつくあたるような。

でもきつい、というのも少し違う。

義則の母の愛は歪んでいて、父は歪んでいるどころではなくて、そうなると義則も歪んでしまっていて…。

昔から母親が後ろで義則がうまくいくように処理していた。

ほら、あの有名なコピペ?あるじゃない。殺してしまった死体を井戸に放り込む話。

義則と母親を見ていたら井戸の話を思い出した。

母なりの愛情だったんだろうな。

 

 

 

カカオは辛い経験をもう二度と味わいたくないと守りに入った。

 

ノエルは復讐のために過ごしてきた。

 

あれ?ゆみ子は?

 

愛、というのも違う気がする。

恋、もまた違う気がする。

なんだろう。

執着?それもなんか違う。

 

 

しっくりくる言葉が見つからないんだけれど、彼女は義則のおかげで生きてこれた。

恩人?

その恩人はカカオにとっての義則とはちがうけれど、義則のおかげで今の自分がいる、らしい。

 

 

義則を振り向かせるため、というわけでもない気がする。

もちろん弱った隙にうまく入ろうとはしていたけど。

 

好きなんだろうな。すごく。

好き以外の何者でもなくて。

尽くす、というのも違うけど、好きだから…というより好きすぎてという方が合うかな。

 

 

女中たち

三人の女中がいるわけなんだけれど。

物語が始まったときにストーリーテラーになった女中がすごく気になった。

要所要所で説明をしてくれるから時代が行き来しても混乱することはなかった。 

 

義則のパパは不気味だった。

すごくアンバランスだったからそれが不気味さと奇妙さにつながった。

その不気味さと奇妙さというのがまさにパパを表していたんだと思う。

 

 

趣里ちゃん

可愛い。とにかく可愛らしかった。

ヘアメイク、表情、仕草(手の動きと指の動きが独特)、しなやかな体さばき。

憎しみをぶつけるシーンでのお芝居は、ずっとオペラグラスで観た。

2時間半のうち半分くらいは趣里ちゃんにピントを合わせたんじゃないかしら?

テレビドラマ等で、あまり目立つ役ではなくてセリフもボソッと言うくらいの役しか見たことがなかったからあんなにパワフルな女優さんだって知らなかった。

小柄なのにエネルギーがすごくて、目が離せなかった。

すっかりファンになりました。

 

 

 

最後のシーンが消化できずにいます。

 

 

なんでそこで終わったんだろう?

なんで後ろを向いたんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前から20列目で、田舎のホールだから割と肉眼でも見られるんだけど、今回慌ててポチったオペラグラスがこんなに役立つとは…

 

 

 叶うことならもう一回見たいです。

 

 

今年はマメに演劇情報をチェックしようとおもいます。

 

 

読んでくれてありがとう。

 

おしまい。